パリ・オペラ座の屋上産「蜂蜜」 ― 2007年01月27日 10:32
パリならではのお土産を頂いた。上の写真の品物がそれである。「なんだ、蜂蜜か!」と言う無かれ、ラベルには«
パリの街のど真ん中で、何で蜂蜜がとれるのか?いやいや街中とはいえシャンゼリゼに代表される並木道、多くの樹木や花に囲まれたグランパレやチュルリー公園、家々のバルコニーを飾る花々etc. etc. 蜜のネタには欠かせないし、田舎に比べて温度が高く活動期間が長い。
同じ理由で、東京でも、確か丸ビルだったか、オフィス街のビルの屋上でミツバチを飼っていると聞いたことがある。
それにしても、私にとってはフランス時代を思い出させてくれる、懐かしい心のこもった贈り物である。
ところでラベルの最後にある«Jean Paucton»なる署名である。ためしに検索を行ったところ、同氏は「オペラ座の舞台調度の主任で昼休みにはいつも屋上で蜂の世話をしていた」とのことであり、既に齢70才であるとのこと、したがって既にオペラ座を退職しておられることが分かった。
結局、この署名は蜂蜜の生産者名であったのである。
ちなみに、オペラ座での蜂蜜生産量は毎年500kgとのこと、125gに換算して4,000本にあたる。世界中から人の集まるパリの真ん中で年に4,000人に一人の恩恵に浴したわけである。たかが蜂蜜であるかもしれないが、嬉しい、貴重なお土産である!
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